新しい研究によると、抗生物質への耐性を持つ菌によって2019年に世界中で120万人以上が死亡したという。これらの「スーパー耐性菌」は、世界の主要な致死の感染病に仲間入りした。
医学誌『ランセット』に1月20日に掲載されたこの新しい推定は、そうした死亡件数の完全な総数ではなく、むしろ薬剤耐性菌による死者数についてのデータがほとんどもしくは全くない国々の格差を埋めるための試みだ。
抗生物質耐性は、バクテリアや菌類が、それらを殺すために設計された薬に対抗する力を手に入れたときに発生する。この問題は新しいものではないが、この問題に対する関心は、耐性菌と戦う新しい薬がないことへの不安の中で拡大してきている。