アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月27日、スペースXのロケットの残骸が月に衝突するときに形成されるクレーターを調査することを目指していると発表した。衝突は3月初旬に予想され、NASAはこの出来事を「心躍る研究の機会」と呼んだ。
ロケットはNASAの衛星を軌道に送り込むために2015年に使用され、その使用済みブースターは、それ以来ずっと宇宙を漂っている。これは、宇宙技術のこうしたものにとって一般的な結果だ。
既知の質量と速度を持つ高速で進む物体―ロケットの重さは4トンで時速9,000キロで移動しているだろう―によって形成されるクレーターおよびその衝突が舞い上げる物質を研究することは、月の科学研究「月学」の発展に役立つ可能性がある。