世界中の子どもの間で、説明のつかない重度の肝炎の発症が約190件報告されたと、欧州疾病予防管理センター(ECDC)が4月26日に発表した。このまん延は、イギリスで4月に最初に報告され―イギリスではほとんどが10歳以下の子どもで、111件が確認された―、それ以降、少なくとも世界の12ヵ国で確認された。
ECDCは、各国の当局および世界保健機関(WHO)と一緒に調査している。重度の肝炎、つまり肝臓の炎症は、それ以外では健康な子どもたちにおいては稀だ。
WHOによると、最近の発症例の結果として、17人の子どもが肝移植を必要としており、1人は死亡したという。