イギリスのジョン・イネスセンターの科学者たちが率いる研究チームは、トマトの遺伝子構造を編集し、豊かなビタミンD源になるようにした。ビタミンDは、骨や歯、筋肉の健康を保つのに必要不可欠なカルシウムなどの栄養素を調整する。
トマトの葉には元々、7-DHCと呼ばれるビタミンD3の構成要素の1つが含まれている。ビタミンD3は、体内のビタミンDレベルを高めるのに最適だと考えられている。科学者たちはCRISPR技術を用い、7-DHCがかなり多くトマトの実と葉にも蓄積するように、トマトのゲノムを調整した。
人体は日光に当たるとビタミンDを生成するが、ビタミンDの主な供給源は食べ物だ。