カナダの極北にあるクロンダイク金鉱地帯の鉱山労働者は、珍しい発見をした。ミイラ化したほぼ完全な形のケナダマンモスの赤ちゃんを掘り起こした。
地元のファースト・ネーション(北米先住民族)のトロンデック・フウェッチンのメンバーたちは、このマンモスの子に「Nun cho ga」という名前を付けた。「大きな赤ちゃんの動物」という意味だ。
皮膚と毛が残っているこの小さな子ども(マンモスの赤ちゃんのこと)は、「美しく、世界でこれまでに発見された氷河期のミイラ化した動物の中で最も素晴らしい動物の1つだ」と、古生物学者のグラント・ザズーラさんは述べた。
この動物はメスと考えられ、3万年以上前の氷河期に死亡したと思われる。この頃、ケナガマンモスは野生の馬やホラアナライオンと一緒にこの地域を歩き回っていた。