日本政府はアルツハイマー病を診断する血液検査キットを承認したと、このキットの製造元が12月22日に発表した。世界中で数千万人に影響を与えている症状に対処する上で稀な進歩となった。
シスメックス・コーポレーションは、アルツハイマー病の指標となるたんぱく質の蓄積を測るキットを「できるだけ早く」市場に出せるように現在取り組んでいると述べた。
アルツハイマー病を診断する既存の方法は高額で、医療的に煩わしく、脳のスキャンまたは脊椎穿刺が関わることが多い。
アルツハイマー病では、2つの重要なたんぱく質のタウたんぱくとアミロイドベータがもつれや板状に蓄積し、このことが脳細胞の死滅を引き起こし、脳の縮小につながる。