地球を保護するオゾン層はゆっくりとではあるが目に見えて回復しており、南極上空のオゾンホールが約43年で完全に修復されるペースであると、新しい国連の報告書は明らかにした。
4年に1度の科学調査で、回復は進行していることが分かった。地球の大気中にあり、皮膚がんと白内障、農作物への損害に関連のある有害な光線からこの惑星を守っているるオゾン層を削る化学物質の生産を止めることに世界の全ての国が合意してから35年以上が経った。
大気中の高さ30キロの世界のオゾンの平均量が、オゾン層が薄くなる前の1980年の水準に戻るのは2040年まで、南極は2066年までに完全に修復されるだろうと、この報告書は伝えた。