私たちの足元のずっと下で、巨大なものが私たちと反対に動き始めたかもしれない。
冥王星と同じくらいの大きさの熱い鉄の玉になっている地球の内核は、地球の他の部分と同じ方向に回転するのをやめて、反対方向に回転しているかもしれないと、研究結果が1月23日に示唆した。
私たちが暮らしている地表の約5,000キロ下にあるこの「惑星内の惑星」は、液体金属の外核の中に浮いているため、単独で回転できる。
「内核は、地球の表面に対してスウィングのように行きつ戻りつして回転していると私たちは思っている」と、この研究論文の著者らは述べた。
「スウィングの1サイクルは約70年で」、つまり、約35年ごとに方向を変えていると、研究者たちは付け加えた。