日本の腎臓がん患者の7割以上に特有の遺伝子変異が発見され、他の国よりも割合が高かったと、国際研究チームが5月14日に発表した。
その原因は不明で、未知の発がん性の要因が関わっている可能性が高いと、日本の国立がん研究センターからの研究者を含む研究者のチームは述べた。この発見は、イギリスの科学誌『ネイチャー』に5月1日に掲載された。
このチームは、日本、アメリカ、ヨーロッパ諸国を含む11ヵ国で、最もよく見られる腎臓がんの種類である淡明細胞型腎細胞がんの患者962人のがん細胞の全ゲノム分析を実施した。