厚生労働省は12月5日、臓器移植制度を見直す最終案を発表した。この最終案で、患者は臓器移植手術を受けるために複数の病院に登録できるようになる。
この政策は今年度末までに施行される予定となっており、指定された病院でのスタッフ不足や手術室が利用できないことなど、ロジスティック上の問題が理由で優先度の高い患者が臓器移植手術の機会を逃す状況に対処することを目的としている。
現在、臓器移植手術を希望する患者は、日本臓器移植ネットワークに入っている1ヵ所の病院に登録しなければならない。もしある病院がそうした問題のために臓器を断る場合、その臓器は代わりに別の施設の患者に提供される。