名古屋大学の研究によると、人類とサルがヘビを認識できる鋭い能力を発達させたのは、この爬虫類(ヘビのこと)の細長い体ではなくうろこを見ることで誘発される恐怖の反応のせいかもしれないという。
霊長類の視覚系統の進化について理解を再構築する可能性があるこの発見は、イギリスの科学誌『サイエンティフィック・リポーツ』に発表された。
この研究を率いた名古屋大学大学院の認知科学者の川合伸幸教授は、「ヘビのうろこの模様は、野生のサルが引き起こす農作物への被害を予防するのに効果的かもしれない」と述べ、この研究が応用できる可能性を強調した。