日本のプロ野球とサッカーリーグは、7月10日から観客に試合の観戦を許可すると、日本プロ野球(NPB)コミッショナーの斉藤惇氏と、Jリーグの村井満会長が6月22日に発表した。
2020年のNPBシーズンは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)で3ヵ月近く遅れた後、6月19日に無観客で開幕した。Jリーグの第1リーグは、延期されたシーズンを7月4日に再開する予定だ。
「状況を考慮しなければならないが、7月10日から観客の受け入れを開始できると発表してもよいという言葉を政府からもらった」と斉藤氏は、新型コロナウイルスへの対応を話し合う運営組織の10回目の連絡会議の後で述べた。
現在の政府指針では、7月10日から、スポーツイベントの観客数を、最大5,000人または会場の収容可能人数の50%で少ないほうを上限に、段階的に増やすことを認めている。
「地元の自治体と相談する必要があるが、少しずつ差が出る可能性がある」と、斉藤氏は観客数の上限について述べた。
加えて、NPBは選手と監督、コーチ、審判員の全員に月に1度新型コロナウイルスの検査を実施する。費用節減のため、複数人の検体をまとめた検査の可能性も検討している。