元大関照ノ富士は大相撲七月場所の千秋楽となった8月2日、関脇・御嶽海を破って優勝し、幕内への「(けがからの)見事な復活」を果たした。
平幕前頭17枚目として出場したこの28歳の人(照ノ富士のこと)は、15日目に結びの一番の直前の取り組みに勝ち、東京両国国技館での試合を13勝2敗の記録で終え、優勝決定ともえ戦はなかった。
負ければこのモンゴルの人(照ノ富士のこと)は、御嶽海(11勝4敗)と、その日の結びの一番で関脇・正代(11勝4敗)に勝った大関・朝乃山(12勝3敗)のみつどもえになるところだった。
このウランバートル生まれの人(照ノ富士のこと)が最後に相撲の高い階級である幕内の部門で出場したのは2018年1月だった。その後、両ひざのけがと病気が彼のキャリアを阻んでいた。彼が唯一幕内で優勝を果たしたのは2015年の夏場所のことだった。
この新たに栄冠を与えられた優勝者(照ノ富士のこと)は、家族と同部屋の力士たち、伊勢ケ浜親方に、何度も引退を考えた後で相撲の階級をもう1度上っていく長い道のりの間、励ましてもらったことを感謝した。
「番付が落ちているとき、応援してくれる方がいた:家族、親方、同じ部屋の力士たちみんな。彼らの支えのおかげで、私は復帰することができた」と彼は語った。