中国の新国家安全維持法の下で周庭(アグネス・チョウ)氏が8月10日の遅くに逮捕されてから1日後、香港警察はこの有名な民主主義を求める活動家を保釈した。
周氏は、彼女のフェイスブックの認証アカウントによると、「分離を扇動した」として国家安全維持法の下で逮捕されたという。周氏は釈放後に報道陣に対し、パスポートが没収されたと語った。
彼女は8月10日に国家安全維持法の捜査で逮捕された10人のうちの1人だ。今回の捜査ではメディア界の大物・黎智英(ジミー・ライ)氏(71)と、彼の新聞『蘋果日報(アップルデイリー)』紙のその他の重役が拘束されることとなった。警察は、23歳から72歳の9人の男性と1人の女性を逮捕したと述べた。黎氏は周氏の釈放後間もなくして保釈された。
広範囲に及ぶ新法の下での反体制派に対する最も目立った最新の警察の捜査となり、この領土(香港のこと)の自由をめぐって新たな非難を引き起こした。
流ちょうな日本語を話し、日本でも人気のある周氏は、今年の初め、予定されている中国の習近平国家主席の来日を考え直すよう日本政府に呼び掛けた民主派グループの1人だった。来日は3月に当初予定されていたが、新型コロナウイルスのパンデミックのために延期された。