ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が8月17日にある工場を訪れた際、労働者たちはルカシェンコ大統領にやじを飛ばし、他方、全国各地でストライキが増え、その独裁的な首脳(ルカシェンコ大統領のこと)を在任26年を経て辞任させようと圧力が高まっている。
デモ参加者は不正に操作されたと言っている大統領選挙の8月9日の公式結果をめぐる大規模な抗議活動の連続9日目に、ルカシェンコ大統領は支持を集めるためにヘリコプターで首都ミンスクの工場へ飛んだが、「出ていけ!」と唱える怒った労働者に見舞われた。
ルカシェンコ大統領はその労働者たちに「私は圧力には屈しない」と告げた。
ルカシェンコ大統領は、この国は新しい大統領選挙があるかもしれないが それは全国での国民投票で憲法の改正版を承認してからだと言った―高まる政治危機のさなかでの明らかな時間稼ぎだ。
その提案は、ルカシェンコ大統領の辞任を求め続けるためにこの首都の主要な「独立広場」に再び集まった何千人もの抗議者たちを説得できなかった。
「私たちは新しい憲法も国民投票もまったくいらない。私たちが求めているのは、ルカシェンコ大統領の辞任だ」と、45歳の工場労働者Dmitry Averkinさんは言った。
ルカシェンコ大統領は、ストライキをするつもりの工場労働者は、去りたければ去っていいと告げたが、抗議活動は経済をだめにしていると付け加え、自分が辞任したらこの国は崩壊すると述べた。