安倍晋三首相の官房長官、菅義偉氏は9月14日、与党・自民党の国会議員と(都道府県連の)代表から自民党総裁に選出され、日本の次期首相となる。
衆参両院の自民党議員の会合における投票で、菅氏は新型コロナウイルスのパンデミックとの戦いと経済活動の促進の良いバランスを保つと約束し、元防衛大臣の石破茂氏と元外務大臣の岸田文雄氏という2人のライバルに楽に勝った。
安倍首相が健康状態を理由に辞任すると先月発表した後、自民党の派閥の大多数はこの政府のトップ広報官(菅氏のこと)に支持を与え、菅氏が377票、岸田氏が89票、石破氏が68票の得票という結果になった。
菅氏は、新型コロナウイルスの感染拡大を国難と呼び、「人々がこの危機を乗り越え、安全で安定した生活を送れるよう、我々は安倍首相の努力を継承し、推進しなければならない」と述べた。
菅氏(71)は、日本における政府改革と規制撤廃を推進していくとも述べた。
菅氏の自民党総裁としての任期は、安倍首相の現在の3年間の任期の残りの期間に限られ、2021年9月までとなる。