核兵器を禁止する国連の条約は、ホンジュラスがこの条約を批准した50番目の締約国となったことが10月24日に確認されたことを受け、1月22日に発効する。
核兵器の実際的な廃絶へ向けた重要な一歩とたたえられる一方、核兵器禁止条約はアメリカやそのほかの核保有国から依然として強く反対されたままとなっている。アメリカの同盟国である日本はアメリカ政府に同調してこの条約を批准することを拒否した。
「この瞬間は、広島と長崎への恐ろしい攻撃と、核軍縮を基盤とした国連の創設から75年後に訪れた」と、2017年にノーベル平和賞を受賞した連合「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のベアトリス・フィン事務局長は述べた。ICANの活動がこの核兵器禁止条約を推し進めるのに役立った。「この条約に批准した50ヵ国は、核兵器は非倫理的なだけではなく違法であるという国際的な新基準を設ける上で、真のリーダーシップを示している」。
50番目の批准は、第2次世界大戦の終わりの広島と長崎への原爆投下から75年、また、国連を正式に発足させた国連憲章の批准の日から75年の日となった。