「3密」―密閉された空間、密集した人混み、他者と密接した状況を避けることで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を予防するための取り組み―が12月1日に日本の今年の流行語大賞に選ばれた。
新型コロナウイルスのパンデミックが日常生活に大きな影響を与え、トップ10に入った言葉やフレーズはほとんどがウイルスに関連したものだった。以下のようなものが含まれる:
・「アベノマスク」…これは文字通りには「安倍のマスク」を意味し、全国の店舗でマスクが不足する中で1世帯に2枚の布製のマスクを配布するという安倍晋三前首相の代表的なCOVID-19対策の1つを表している。
・「アマビエ」…神話上の海の生物で、かつて江戸時代に熊本県で庶民の意識の中に初めて登場し、豊作と疫病の流行を両方とも予測したと言われている。
・「Go To キャンペーン」…特に強い影響を受けた観光業界、飲食業界、エンターテインメント業界において、パンデミックの影響の中で経済を活性化することを意図した一連の政府のプログラムを指す。
出版社の自由国民社によって毎年選定される流行語は、日本の社会のトレンドや、その年の政治、ビジネス、スポーツのニュースにも、独特の洞察を与える。
大賞に選ばれた「3密」という言葉は、対人距離の確保を実践するよう人々に思い出させるために頻繁にこの言葉を使った東京都の小池百合子知事によって普及された。