大坂なおみ選手は2月20日、ジェニファー・ブレイディ選手に6対4、6対3で圧勝し、2度目のオーストラリアオープン優勝を果たし、女子大会の新女王としての地位を固めた。
メルボルンのロッド・レーバー・アリーナで行なわれた決勝戦での第22シードのアメリカ人選手(ブレイディ選手のこと)に対する大坂選手の一方的な勝利は、この圧倒的な力を持つ日本人選手(大坂選手のこと)に、23歳とキャリアはまだ始まったばかりにして、4度目のメジャー優勝を与えた。
大坂選手はモニカ・セレシュ選手、ロジャー・フェデラー選手などのいるエリートクラブに加わった。最初の4回のグランドスラムの決勝戦で優勝した選手たちだ。
「そんな仲間に加われるなんてすごく素晴らしい、というのが私の反応です」と、優勝杯ダフネ・アクハースト・メモリアル・カップの隣りに座って、大坂選手は報道陣に語った。
「彼らのキャリア展開のほんの少しでも得ることができたらと思います。しかし、できるのはそう望むことだけで、自分の道を進み続けるしかできません。ですが、(そんなクラブに自分が加わったと耳にすることは)間違いなく最高に素晴らしいことです」。
ハードコートでの圧倒的な調子の良さをフランスオープンのクレイコートやウィンブルドンのグラスコートにも転換することができるなら、もっと多くのメジャー戦のトロフィーが間違いなく待っている。
準決勝でセレーナ・ウィリアムズ選手を破って、トップの交代をさらに強く印象付ける勝利となり、大坂選手はパワーヒッター同士の衝突で25歳のブレイディ選手に難なく勝利した。
「今夜は、どちらかというと精神的な戦いだったような感じがします」と大坂選手は語った。ロッド・レーバー・アリーナで大坂選手は2019年に初勝利を収めた。