東京ヤクルトスワローズは日本一の投手を乗り越えて、日本一のチームになった。
ピンチヒッターの川端慎吾選手が12回表にポテンヒットをレフトに放って勝ち越し点をもたらし、リリーフ投手のスコット・マクガフ選手がこの面白い日本シリーズを締めくくり、ヤクルトスワローズが11月27日、ほっともっとフィールド神戸でオリックス・バファローズに2対1で勝って優勝を果たした。
ヤクルトスワローズは4勝2敗で日本シリーズを制した。
「本当に苦しいシーズンだった」とヤクルトスワローズの高津臣吾監督は語った。「特に昨年、一昨年と最下位に沈んでいたのでさらに難しかった。しかしその分喜びは大きいと思う」。
ヤクルトスワローズが日本シリーズで優勝するのは2001年以来で、2012年以来のセントラル・リーグのチームによる優勝となったことで、続いていたパシフィック・リーグのチームによる優勝は終わった。
ヤクルトスワローズは優勝するために、オリックス・バファローズのエース山本由伸選手の超人的な投球を乗り越えなければならなかった。山本選手は、10回に同点の試合をリリーフ投手陣に引き継ぐ前に、141球を投げ、9回1失点11奪三振の好投を見せた。
今年の日本シリーズは最初から最後まで接戦となり、全6試合の点差が2点以下で、6試合中5試合は1点差だった。第6試合はきっかり5時間続き、12回までかかってようやく勝者が決まった。