オリンピックの体操個人総合種目で2回の優勝を飾った内村航平選手が33歳で現役を引退したと、彼のマネジメント会社が1月11日に発表し、体操の史上最高の偉人の1人のキャリアに幕を閉じた。
内村選手は2012年と2016年のオリンピックで金メダルを獲得し、リオ・オリンピックで日本代表チームに金獲得をもたらし、個人総合種目の世界チャンピオンに6回輝いた。
しかし、自身最後のオリンピックの舞台では、鉄棒から落ち、昨年の東京オリンピックの決勝に到達できずに、落胆に苛まれた。
内村選手の最後の大会は、生まれ故郷の北九州市で昨年10月に開かれた世界選手権だった。鉄棒の決勝では6位で終わったが、鉄棒から降りるところから教科書通りの完璧な着地を決めた後、観衆からの熱烈な歓迎を受けた。
日本で崇められる内村選手は、おおらかな性格とチョコレート好きで、観衆の人気者でもある。2016年のリオ・オリンピックでは、ポケモンGOで遊んで携帯電話料金を50万円にしたことでニュースになった。
しかし、競技となると仕事に徹し、2009年から2016年まで、世界大会とオリンピックの全てで、個人総合種目のタイトルを勝ち取った。彼は、オリンピックの個人総合種目の表彰台のトップに連続で立った44年ぶりの人にもなった。