冬の北京オリンピックは2月20日、「鳥の巣」としても知られる北京国家体育場での気持ちを高める閉会式と共に閉幕した。
今大会はスポーツドラマと画期的な出来事だけではなく、15歳のフィギュアスケート選手カミラ・ワリエラさんに関するロシアのドーピング疑惑で、また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の不安がない広大な「バブル」の中で行なわれたという理由でも、記憶に残るだろう。
北京が2008年の夏のオリンピックを開催したときにも注目を集めた「鳥の巣」スタジアムは雪の結晶をテーマにした祝賀の閉会式の舞台となった。閉会式には、習近平国家主席と、赤いちょうちんの中に対人距離を保って座った群衆が出席した。
国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長は、オリンピック閉幕を宣言し、バトンを2026年のオリンピックを開催するミラノ・コルティナに手渡し、「忘れられないオリンピックの経験」をたたえた。
16日間のオリンピックの最後の金メダルは、男子アイスホッケーの決勝戦でロシアオリンピック委員会を破ったフィンランドが獲得した。
ノルウェーが、過去最高の金メダル16個を含む合計37個でメダル獲得順位の首位に立った。他方、日本は表彰台に18回到達し、メダルの合計数に関して冬のオリンピックで日本史上過去最高の成績を収めた。