ロシアによる侵攻から逃れる170万人以上のウクライナ人がこれまでに国境を渡って中央ヨーロッパへ入ったと、国連の難民機関が3月7日に発表し、さらに数千人が国境の向こうに出た。
ポーランド―中央ヨーロッパで最大のウクライナ人コミュニティがある―は、2月24日に争いが始まって以降、100万人以上のウクライナ人難民を受け入れ、3月6日の遅くにこの節目(100万という数のこと)を超えた。
「今回のことは、100万人の悲劇であり、100万人が戦争によって家を追放された」とポーランドの国境警備隊はツイッターで投稿した。
合計で173万5,068人の一般市民―多くの男性は戦うために祖国にとどまっているため、ほとんどが女性と子ども―がこれまでに国境を越えて中央ヨーロッパへ入ったと国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は発表した。
もしロシアによるウクライナへの爆撃が続けば、欧州連合(EU)に500万人ものウクライナ人難民が発生する可能性があると、EUの高等弁務官ジョセップ・ボレル氏は述べた。ロシアは、ウクライナにおけるロシアの行動を「特別な軍事作戦」と呼んでいる。
すでに中央ヨーロッパへ渡り、西へ向かうウクライナ人もいる。ブリュッセルで、学生のKaterina Deberaさんはベルギーで普通の生活を構築できるよう望んでいると語った。
「私はただ平和と自由の中で暮したいだけです。ここでそれが可能になることを望んでいます」とリヴィウから来たこの20歳の人(Deberaさんのこと)は話した。