日本の与党・自民党は4月23日、補欠選挙にかけられた5議席中4議席を獲得し、このことについて自民党の茂木敏充幹事長は報道関係者らに「国民からの前向きな評価だった」と語った。
自民党は山口県の第2選挙区と第4選挙区、千葉県の第5選挙区の衆議員補欠選挙と、大分県の参議院補欠選挙で勝利した。自民党の候補者は和歌山県第1選挙区では、最近勢いを増している野党・日本維新の会が支援する候補者に負けた。
日本維新の会は大阪の本拠地と西日本の域を超えて支持基盤を拡大することを目指してきた。同党は4月始めの地方選挙で議席が124議席と倍以上になった。
自民党は昨年7月ぶりの議員選挙で3議席を維持することを期待していた。岸田政権の内閣支持率は、3月のウクライナへの電撃訪問など、岸田文雄首相の外交上の成果を背景に回復している。
アナリストたちは、広島で5月に開かれる工業先進7ヵ国G7サミットの後で解散総選挙を行なうために衆議院を解散するだろうという憶測の中で、今回の選挙は岸田首相にとって幸先が良いと述べた。