異例の強さの太陽嵐が、5月10日には南半球の各地で、5月11日には北半球の各地で、空に素晴らしい彩りをもたらした。電力と通信の途絶の報告はすぐにはなかった。
アメリカの海洋大気庁(NOAA)は、5月10日に太陽フレアが地球の北半球に到達したとき、稀な強い磁気嵐の警告を出した。
イギリスでは多くの人が、5月11日の早くにSNSでオーロラを携帯電話のカメラで写した写真を共有した。この現象は、はるか南のロンドンとイングランド南部でまで見られた。
「国中の端から端まで」目撃情報があったと、イギリスの気象機関であるイギリス気象庁の気象学者クリス・スネル氏は述べた。北海道でさえ北極光が目撃され、南極光はニュージーランドとオーストラリアで空を眺める人々を色とりどりの光の光景でもてなした。
NOAAは、発電所の運営者と連邦緊急事態管理庁に、予防措置を取るように警告した。
この嵐は送電網の高圧送電線に危険をもたらすものであり、一般家庭の電線に危険をもたらすものではない、とNOAAの宇宙天気予報官ショーン・ダール氏は記者団に語った。