地元の人々の言うことを信じるなら、イスファハーンは世界の半分ということになる。イラン第3の都市(イスファハーンのこと)は、かつてはペルシャの宝となり、あちこちからやって来た観光客がその栄光に驚いた。
イスファハーンの巨大なメイン広場「ナクシェ・ジャハーン広場」またの名を「王の広場」は、中心的な見どころだ。1601年にさかのぼり、驚きに溢れた場所だ。長さは0.5キロ以上あり、国内で最も刺激的な建築物のいくつかに囲まれている。絶対に、最低でも1日は、この世界で最も素敵な広場の1つを散策して過ごそう。
南の端には、壮大なマスジェデシャー・モスクの青い壁が、その精巧にタイルがはられ、複数の色合いの青で仕上げられた壁へとあなたを迎える。
「王の広場」につながっているグランバザールを通ってぶらぶら歩こう。この長さ2キロの市場は、高い屋根の下にあり、冒険とスパイスの時代へとあなたをタイムスリップさせるだろう。シルク製品やスイーツを忘れずにチェックしよう。
イスファハーンの聖なる建物は、イスラム教徒のものだけではない。17世紀にアルメニア人が建てたヴァーンク大聖堂までドライブしよう。外からは、あまり見るものがないが、内装は豪華で、聖書からの場面を描いた金色の壁画や彫刻がある。それは目の保養になる。
最後に、イラン料理を試さずには帰れない。国民的料理は「チェロウ・ケバブ」―スパイスを浸み込ませた牛肉または羊肉の串刺しで、おいしい長粒米と一緒に出される―だ。乗り気なら、「ホレシュト・マスト」も試してみよう。肉と混ざった甘いサフラン入りのヨーグルトだ。変な風味の組み合わせに思えるかもしれない―が、食べてみればその魅力が分かるだろう。