スペインのアストリアス地方は青々とした平原と森があり、国内で最も愛される観光地の1つだ。この地域最大の都市はヒホンで、それ自体で訪れるのに素晴らしい場所だ。
この港町の入り口として最高なのはシマデビージャだ。旧市街地の中心部にあり、16世紀にさかのぼる。平時はマルケス広場は活発に賑わっていて、レストランでは屋外の座席も提供している。
この広場から、レビジャヒヘド宮殿へ足を踏み入れ、照明のよく照らされたたくさんの部屋を見て回ろう。夜には、照明がこの宮殿の18世紀に建てられたバロック様式の四角塔を照らしている。これらの塔は窓のついた4階建てのこの建物の外装をひとまとめにしている。近年では、宮殿は文化センターに成長し、美術展示や音楽のコンサートもある。
少し歩くと、この都市の象徴的存在でビスケー湾に臨むコンクリートの彫刻「Elogio del horizonte(地平線への賞賛)」がある。その内部に立って目を閉じてみると、その彫刻の仕掛けからあなたのまわりを囲む海全体の音が聞こえる。
戦後、独裁者フランシスコ・フランコの支配時代に建てられたヒホン・ラボラール大学までバスで行ってみよう。スペイン最大の建物で、建てられてから70年未満ではあるが、時代を超えた古典的な雰囲気で、巨大なドーム型の教会と、ギリシャ風の劇場がある。エレベーターに乗って117メートルのタワーのてっぺんへ行き、市の素晴らしい景色を眺めよう。
最後は、違う角度から海の眺めを楽しむ時間だ。サン・ロレンソ・ビーチへビーチタオルを持っていき、他者と十分な距離を取って太陽の下で楽しもう。