イスラエルの地中海沿岸にあるハイファの南約20キロのところに、古代遺跡と現代的な施設をユニークで心を捉える方法で組み合わせた国立公園がある。
観光客がカイザリア国立公園に来るのは、そこにいる動植物が目的ではなく、ヘロデ大王が紀元前22世紀頃に建設した古代都市カイサリア・マリティマをさまよい歩くためだ。この都市は没落するまで、キリスト教の重要な中心だった。2011年に、それはカイザリア国立公園の一部となり、修復工事中だ。
修復している最も重要なものの1つは、繁栄していた時代には剣闘士が戦い、古代のオリンピック大会があった円形競技場だ。近年では、多くのコンサートが開催されてきた。
多岐にわたるコレクションがあるラリ美術館を訪れよう。ほとんどがスペイン芸術で、サルバドール・ダリとオーギュスト・ロダンの作品も含まれる。ここは印象的な考古学の展示も維持している。ローマ時代の人工物が、ビザンツ帝国の時代、イスラム教の時代、十字軍の時代の人工物と一緒に並んでいる。
ビーチへ行く途中、ローマの水路沿いを歩こう。ビーチでは、太陽の下で数時間過ごすこともできる。ヘロデ大王はかつて、人工的な防波堤を建設して沿岸のこの一体を湾にした。16世紀までに、それらは水面下に沈んだが、今でも水中博物館のダイビングツアーの一部としてそれらを見ることができる。このツアーは、沈んだ柱や沈没船を見る機械も提供している。
最後に、観光が全て済んだら優れた食事を楽しむことができるレストランが湾内にたくさんある。ワインをすすり、フムスと一緒にシャワルマを味わおう。