バロック期の間、ドレスデンでは芸術と技術が栄えた。ポーランド国王アウグストゥス2世の下、建築家たちは何世紀ももつ見事な創造物を建てた。その見どころのいくつか―完全版ではないが―の短いリストを紹介しよう。
最もよく知られたランドマークは独特の背の高いドームがある聖母教会だ。現在の建物は、ドレスデンのとても多くの素晴らしい建物と同じく、第2次世界大戦中に空襲で破壊された原型の18世紀のルター派教会を再建したものだ。頻繁に開かれるコンサートが宗教的な音楽で屋内を満たし、4873本のパイプがある近代オルガンを披露する。
次に訪れる場所は、ドレスデン王宮博物館がいいだろう。聖母教会のように、ここも戦後完全に修復された。教会とは異なり、収蔵作品は概ね生き残り、その多くは博物館に堂々と展示されている。部屋から部屋へとうろうろしながら、金や銀で作られた貴重な宝飾品や芸術作品をじっと見て数日過ごすこともできる。悲しいことに、最も優れた展示品のいくつかは2019年に盗まれたが、そのことで楽しみを削がれないようにしよう。
午後はエルベ川をボートでめぐって過ごそう。この広く風格のある川は市内の最も素敵な場所のいくつかを通っていて、天気のよい日には穏やかな岸辺に人々がいっぱいになり、ランチを楽しんでいる。
新型コロナウイルスのパンデミックを考えると、ドイツ衛生博物館に興味があるかもしれない。その名にもかかわらず、この博物館は本当は健康に関する教育と健康的な生活習慣を専門としている。そして、私たちはみな、最近それを必要としている!
最後に、ドイツは11月中に一部で都市封鎖となっており、旅行の日程は必ず慎重に計画するようにしよう。