このまさしくモロッコらしいモロッコの市の涼しげな青い家並みは目の癒やしだが、忘れずにハイキングに出かけ、近くの滝を訪れよう。
この小さな市で最も人気の場所は、建物がすべてしっくいで塗られ、中世のユダヤ系移民の伝統に従った青い色合いの旧市街だ。この青い色合いは蚊避けになると言う人もいれば、スピリチュアルなメッセージが見られると言う人もいるが、その真実を本当に見出そうとするなら無駄な努力をすることになるだろう。
この市が1471年にできてから、多くの国々の支配を受けてきて、通りを歩いているとフランス語、スペイン語、アラビア語が聞こえてくるだろう。カスバ博物館で、この都市の並外れた歴史を学ぼう。
シャウエンの間違いなく最高の眺めは、市を見下ろすスペイン・モスクからの眺めだ。丘を30分登ると息が切れてくるが、その眺めは努力の甲斐がある。良いタイミングで訪れれば、この市の土の家並みとそこに沈む夕陽の共演を楽しむことができる。
このモスクから近くのラス・エル・マの滝まではそれほど遠くない。いい景色とは言いがたく、橋といくつかの建物のそばにあるために混み合っているが、洗濯をしにくる女性たちを含め、地元の人々に人気の集会場になっている。
ハイカーは、ラス・エル・マの滝から大麻の畑を通り過ぎてリフ山脈とさらに多くの滝まで歩いていくことができる。
最後に、味覚を広げ、ヤギのチーズを試してみよう―この市はこの柔らかくてクリーミーなごちそうで有名だ。定番のヤギのタジン土鍋でゆっくりと火を通した煮込み料理―の後にチーズを食べよう。口の中でとろけるおいしさだ。