レンソイスのような場所は地球上にそう多くはない。ブラジル北東部バイーア州のこの都市(レンソイスのこと)は小さく、1万2,000人ほどの人々が暮らし、そのものには見どころがあまりない。しかし、ここはあなたが目にする中で最も見事な自然風景のいくつかへつながる玄関口となっている。
レンソイス発の主なツアーは、シャパーダ・ジアマンチーナ国立公園へ向かうもので、ここは、砂漠、平らな岩山、乾燥林などがある自然が美しい地域だ。この地域は広大で、バスか車でたくさん時間を過ごすことになるだろうが、その分を補って余りあるだろう。
高さ340メートルのブラジルで2番目に高い滝「カショエイラ・ダ・フマサ」まで、ここから数時間だ。この名前は、「煙の滝」を意味する。滝が流れ落ちるときに、水の多くが霧になるからだ。
滝はシャパーダ・ジアマンチーナ国立公園にはよくあり、その全てが壮観である。レンソイスに一番近いのはカショエイラ・ド・ソッセゴだ。その滝つぼはあなたに入って泳ぐように呼びかけ、一方、傾斜した岩場は日光浴するのに絶好だ。
だが、滝だけではない。北西へ約90分ほどのプラチーニャ洞窟は、澄んだ青い水をたたえ、そこではシュノーケルができる。泳げる窪みにジップラインが向かい、レストランや軽食が食べられるバーがあなたにエネルギー補給をし続ける。
ラパ・ドーセで付近の洞窟を探検し、数世紀の長さのゆったりとした動きで地上へ滴る石灰岩の例を見てみよう。
最後に、まだ驚きが十分でなければ、レンソイスの北へ1時間以内のところにあるセーハ・ダス・パリダスへ向かい、実に素晴らしい岩絵のいくつかを見に行くこともできる。それらが何を意味しているか解明できるだろうか?