ベトナムはアジアで最も人気のある目的地の1つで、新型コロナウイルスのパンデミックの後に旅行が普段どおりに戻ったら、ダナンは人々がそのワクワクするような観光地と文化的名所を見にやってくるだろうと期待している。
この沿岸部の都市は、日帰り旅行で名所を見て回るのに最高の拠点だ―たくさんありすぎてここには収まりきらないが、一番新しいのはバーナーヒルズにあるサンワールド・リゾートのゴールデンブリッジで、ダナンの中心部から車で1時間半ほどのところにある。2018年に建設されたこの橋は目立つ―その150メートルの距離を歩きながら目にする風景もそうだ。
このリゾートではほかにも外せない体験―1.5キロ近くの長さのケーブルカー線のような―を提供し、フランスの植民地時代の雰囲気と昔風に見せた仏塔とを融合させようとしている。手入れの行き届いたフラワーガーデンもあり、9階建ての仏塔から禅寺院、地元の神「ホーリーマザー」の神社まで、「スピリチュアルなアトラクション」もたくさんある。
サンワールドがちょっとあまりにも俗っぽいようなら、代わりにダナン市の南のマーブルマウンテンに向かおう。仏教の聖地を探し、巨大で異世界のようなアンフー洞窟に入ろう。その中では、仏教徒にとって地獄がどんなふうに見えるのかを示す展示が見られる。展示を通り過ぎると、展示物の人工的な光が自然光の光線と混ざり合う中、地獄から天国の光―洞窟の中の高いところに空いた隙間―へと旅をする。
最後に、都市部に戻り、チャム族の人々によって作られた芸術作品の収蔵品を見に、チャム彫刻博物館を訪れよう。その作品の多くは、4世紀頃からのヒンドゥー教の影響を反映していて、とてもインドっぽい感じがする。
ダナンにはほかにも提供できるものがたくさんある―だが、それはまた別のときに。