数年前にトルコ最大の都市を旅行したが、今こそ戻って見逃したいくつかの名所を見る時だ。
まずは、15世紀から19世紀までオスマン帝国の君主の自宅だったトプカプ宮殿へ。この宮殿は広大で、旅行客に全てが公開されているわけではない。だが、最も魅力的なエリアは、ハーレムだ。旅行客はハーレムにある6階のうちの1つに入ることができる。建物全体は約300室があり、数百人の側室を養うことができた。彼女たちはここで幼少期から育てられ、教育されてきた。
タクシーに乗って、イスタンブールの興隆に重要な役割を果たした見事な要塞「ルメリ・ヒサル」へ行こう。1451年、市はまだ「コンスタンティノープル」と呼ばれていて、ビザンティン帝国に支配されていた。しかし、オスマン帝国がこの市へ続く道を掌握し、それからわずか数ヵ月でルメリ・ヒサルを大急ぎで建てた。コンスタンティノープルは支援が途絶え、1453年にオスマン帝国に陥落した。それがイスタンブールの誕生につながっている。現在、この要塞を訪れて、見事な眺めを楽しみ、博物館を見ることもできる。
この市の近代的な側面の象徴、ボスポラス橋を渡ろう。1970年に建設されたこのつり橋はヨーロッパとアジアを結んでいる。
ボスポラス海峡をめぐる船のツアーに参加し、見事なスカイラインを通して、イスタンブールの歴史を学ぼう。ここは、旅行客にとって最も記憶に残る光景の1つだ。
注目すべきもう1つの見どころは、ガラタ塔だ。これは、オスマンとジェノアの建築様式が融合した見張り塔である。ボスポラスの反対側の沿岸部にはクズクレシ(乙女の塔)があり、素晴らしく改修された数世紀前の展望塔で、豪華なディナーを楽しむのにもってこいの場所だ。