イタリア北部は長い間、観光客の間で人気がある―そしてその理由を知るのは難しくない。美しい世界遺産、美しい食べ物、美しい周辺環境に囲まれた美しい町や村。それはたまらなく魅力的だ。今週は、そんな町の1つ、シルミオーネを見ていく。
シルミオーネは、イタリア最大の湖ガルダ湖の岸にある多くの町の1つだ。この町は、湖に突き出る半島の先端にあり、際立った景色がある。この町の歴史は、紀元前6世紀に遡り、この町の中心部でその歴史の多くを見ることができる。
12世紀に強い力を持っていたスカリジェロ家が建設した スカリジェロ城の門を通って中へ入ろう。この城は、湖に沈んていくように見えるため、「沈みゆく城」というニックネームが付いている。城の一部は、船の船隊を抱えるのに使われていた波止場になっている。内部では、急な階段を塔の頂上まで上っていくと、素晴らしい景色が眺められる。
それから、魅力的な町の中心部を散策しよう。ここでは、車と自転車までもが禁止されている。半島の端まで北に向かって少し歩けば、そこではグロット・オブ・カトゥルスを探索できる。これは2,000年ほど前に建てられたローマ人の荘園だった。廃墟は広大な範囲に及び、かつては水泳プールと大広間もあったので、この所有者は裕福だったに違いない。美しいアーチの下の長い通路をまだ歩くことができる。
ボートを頼んで、さらに驚くような眺めを楽しみに湖を探索しよう。最大限のロマンチックを求めるなら、ツアーは夕焼けの頃にしよう。それは結婚の申し込みをするのに完璧な方法で、その後は隠れ家のようなレストランへ向かい、地元料理の前菜と共に未来を祝おう。