カナダを訪れるアウトドア愛好家なら、間違いなく数十の国立公園のいくつかを訪れたいと思うだろう。西部のブリティッシュコロンビア州にあるヨーホー国立公園は、カナダ最大ではないが、息を飲むような滝と、爽快なハイキング、美しい湖でまさしく有名だ。
ヨーホー国立公園での旅のハイライトはタカカウ滝だろう。この滝までは、途中まで車で行き、その後少し歩くとたどり着ける。
この滝は高さ373メートルあり―東京タワーより高い―、晩春にはごう音を立ててすごい速度で水が流れ落ちる。滝のふもとから岩を登って、間近で眺めることもできる。
タカカウ滝の駐車場からウォルコット採石場まで、ガイド付きの保全ツアーに参加できる。この採掘場では、山の頂上で海洋生物の化石を手に取ることができる。その途中で、エメラルド・レイクの素晴らしい景色が見られる。
この湖は夏に人気の旅行先で、その美しい平らな湖面をカヌーで進むことができる。湖周辺をハイキングして、背景に広がる高い山々を堪能しよう。
湖からエメラルド・レイク・ロードを南へ車を走らせ、もう1つの自然の驚異、キッキング・ホース川にかかるナチュラル・ブリッジへ行こう。2つある展望スポットのうちの1つから、この自然にできた岩の形成物(ナチュラルブリッジのこと)の下を流れる水の勢いを観察できる。
最後に、スパイラル・トンネルを訪れよう。これは、ヨーホー国立公園の人工的な見どころの1つだ。この工学上の偉業により、1909年にキッキングホース峠を通じて、ブリティッシュコロンビア州とカナダの他の地域がつながった。2つのトンネルは山の中をループ状に通り、急な勾配を緩やかにしている。展望台からは、長い列車が曲がりくねり、最後尾にくっつきそうに見えるのが眺められる。