世界の原油供給量の5%の生産を停止した9月14日のサウジアラビアへの攻撃は、1991年以来の原油価格の高騰を招いた。米国当局者たちがイランを責め、ドナルド・トランプ大統領が米政府は報復の「臨戦態勢にある」と述べた後のことだ。
イエメンの首都を支配する親イランのフーシ派勢力がドローンを使ったその攻撃の犯行声明を出した。この攻撃は世界最大の原油施設に被害を与えた。イランは関与を否定し、「本格的な戦争」の準備があると述べた。
国営石油会社サウジアラムコの事業について説明を受けた2つの情報筋は、サウジアラビアの石油生産が通常に戻るまで数ヵ月かかる可能性があると述べた。それ以前の見積もりでは数週間かかる可能性があるとされていた。
原油価格は最高で19%上昇した。1日の高騰としては1991年の湾岸戦争以来最大だった。
トランプ大統領が米国の緊急用備蓄を放出すると述べ、世界の産油国が不足分を補うだけの備蓄があると述べた後、価格は落ち着いた。