ニューヨークは3月30日、市がコロナウイルス感染のパンデミックと必死に闘う中、1,000床のベッドを備えたぴかぴかの米海軍病院船を希望の光として迎え入れた。
人々はハドソン川のニューヨーク側とニュージャージー側に集まり、自由の女神像の横を通る米海軍船コンフォートに喝采を送った。この船は石油輸送船を改造したもので、白く塗られ、大きな赤十字がついている。
コンフォートは、手術や救命救急診療が必要な患者など、コロナウイルス感染者以外の患者の治療に当たると海軍は述べた。
「戦時のような雰囲気で、皆の団結が必要だ」と、ミッドタウン・マンハッタンの埠頭(ふとう)で同船を迎えた要人の一人、ビル・デブラシオ市長は述べた。市内の病院はCOVID-19(コロナウイルスによる呼吸器疾患)の患者でひっ迫している。
米国では3月30日、1日の死者数が最多の500人以上となり、死者数は3,001人、感染者数は16万人以上と報告された。同国は世界で最も感染確認者の数が多い。