落雷によってインド東部ビハール州と北部ウッタルプラデシュ州で100人以上が死亡したと両州政府は6月26日に述べた。
ビハール州では83人が死亡し、最も人口の多いウッタルプラデシュ州では少なくとも22人が死亡した。ウッタルプラデシュ州政府によると同州では落雷による負傷者も12人いた。
両州は亡くなった人の近親者に40万ルピー(57万1,000円)の補償金を支払うと発表した。
インドでは雨季の始まりの時期に稲妻と激しい雷雨はよく起こり、同国北部の大半がモンスーンの影響を受ける。
しかし、突発的な豪雨の間の日照りがより長くなるという気象パターンの変化が落雷増加につながっていると、Climate Resilient Observing Systems Promotion Council (「気候回復観測システム推進審議会」の意)が昨年の報告で示している。
2019年4月1日から7月31日の間でビハール州では225,508件、ウッタルプラデシュ州では322,886件の落雷件数が報告されており、死者は394人いたと同カウンシルは述べた。