選挙人団は12月14日、正式にジョー・バイデン氏を次期米大統領に選出した。同氏に過半数を優に超える306票を与え、先月の大統領選挙の勝利を確定させた。ドナルド・トランプ大統領が負けを認めることを拒否しているため、この州ごとの選挙は今年はさらに重要とされた。
州によっては厳重な警備体制が敷かれ、マスクをしてソーシャルディスタンスを保ち、その他パンデミックにおける日常となった予防をして、選挙人が票を投じた。結果はワシントンに送られ、1月6日の上下両院合同本会議で集計される。
トランプ大統領の根拠のない不正の主張はあるものの、先月の国政選挙でバイデン氏と大統領にそれぞれ割り当てられた票は変わらず、不安要素もなかった。
「またしてもアメリカでは法の支配、憲法、そして人々の意志が勝利した。私たちの民主主義は圧され、試され、脅かされたが、回復力があり、確かであり強固であることが証明された」とバイデン氏は夜のスピーチで述べた。