北朝鮮は3月29日、最近同国がミサイルを発射したことに対する国連の反応は「二重規範」だと非難し、そのような反応は深刻な結果をもたらすと警告した。
3月25日、北朝鮮は同国のミサイル発射を禁止する国連決議に反して、短距離弾道ミサイル2発を海に向かって発射した。国連安保理はその後、対北朝鮮制裁を国連の専門家が監視することを新たに要請する決議を採択した。
その種のものとしては1年ぶりとなる北朝鮮のミサイル発射は、ジョー・バイデン米大統領の政権に圧力をかける狙いがあったと見る専門家もいる。
「わが国の自衛権行使という当然の活動を国連安保理が問題視するのは主権の否定であり、明らかな二重規範である」と北朝鮮外務省のチョ・チョルス国際機構局長は国営メディアを通じて発表した。
監視者たちは北朝鮮が今後数週間の間に長距離弾道ミサイルの発射実験を行なう可能性があると述べている。