温室効果ガス濃度は昨年過去最高を記録し、世界は気温上昇を抑える「道から遠く離れて」いると国連は10月25日に発表した。スコットランドで開かれる国連の気候変動に関する会議が直面する課題が明白に示された。
国連の世界気象機関(WMO)による報告書は、二酸化炭素濃度が2020年に413.2ppmに急増し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のロックダウン(都市封鎖)中に一時的に排出量が低下したにもかかわらず、ここ10年間の平均の割合よりも上昇した。
気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)はグラスゴーで10月31日に開幕する。