世界が注目する2大経済大国の首脳会談が11月15日に開かれ、ジョー・バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は衝突を回避する責任があることを世界に向けて強調した。
「中国とアメリカの指導者として、両国間の競争が意図的かどうかにかかわらず、衝突に発展しないよう図る責任が私たちにはある」とバイデン大統領は述べた。
習近平国家主席はバイデン大統領を「旧友」と呼び、こう語った。「中国とアメリカは世界の2大経済大国、そして国連安全保障理事会の常任理事国として、意思疎通と協力を強化しなければならない」。
バイデン氏が大統領に就任して以来、両者は対面で会談をしたことがなかった。両首脳が最後に話したのは9月に行なわれた電話での会談だった。
米中では新型コロナウイルスまん延の起源や、貿易と競争のルール、中国の核軍備拡大と台湾への圧力強化などの問題で主張が対立している。