米6州を次々と襲った竜巻により、ケンタッキー州では少なくとも74人が死亡したと、州当局は12月13日に発表した。幸運にも無傷で済んだ人々は家が倒壊した被災者を自宅に受け入れ、突然ホームレスとなった何百人もの人々が避難所へと逃げ込んだ。
ケンタッキー州のアンディ・ビシア知事によると、109人が行方不明で死者数はさらに増えることが見込まれた。同州では約2万8,000もの家庭や企業で停電が続いていた。1,000軒の家屋に被害を与えたと知事が推定した竜巻は、1年のうちでも異常に遅い12月10日の寒波の中で発生し、人々を驚かせた。
「気持ちが悲しみからショックへ、そして毅然とした落ち着きへと10分間で変化し、そしてまた元に戻る」とビシア知事は語った。
少なくとも6人の子供を含む死者は、生後5ヵ月から86歳までの幅広い年齢だった。
ジョー・バイデン大統領は12月15日に最も被害が大きかった被災地を訪問する予定だとホワイトハウスは語った。バイデン大統領は12日にケンタッキー州に大規模災害宣言を出し、連邦政府による追加支援の道が開かれた。