北朝鮮は1月31日、かつて米領グアムを標的にすると威嚇した際の弾道ミサイルと同じ「火星12」を発射したことを認め、核武装した国家が長距離発射実験を再開するのではないかという懸念を引き起こした。
この中距離弾道ミサイル(IRBM)の発射は1月30日、韓国と日本の当局によって最初に報じられた。北朝鮮が1月に行なった7回目の実験で、この大きさの核弾頭搭載可能ミサイルが発射されたのは2017年以来初めてだ。
米国は北朝鮮がミサイル実験を加速させていることについて、核兵器と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験再開の前兆ではないかと懸念しており、「同盟国への約束を示す」何らかの措置を取ると明言したと、米高官はワシントンで記者団に語った。
同高官は、「昨日の発射のことだけでなく、これが今月実施された数々の実験に続くものだという事実が問題だ」と述べるとともに、北朝鮮の政府に前提条件なしの直接協議を行なうよう呼び掛けた。