スペインの前国王フアン・カルロス1世はアラブ首長国連邦(UAE)に留まるが、スペインを頻繁に訪れると、マドリード王宮は3月7日に発表した。スペインの検察当局が前国王の事業取引における不正疑惑についての2件の捜査を取り下げてから1週間後となる。
フアン・カルロス1世(84)は、2020年8月に疑惑の渦中でスペインを離れてUAEへ入り、スペインとスイスの当局から過去2年間、複数のマネーロンダリング疑惑の捜査の対象となっていた。捜査は、検察側で犯罪行為を示す十分な証拠が見つからなかった後で取り下げられた。