ウクライナは3月21日、包囲されたマリウポリの防衛を止めるようロシア政府が求めたことに対し、ロシアからの最後通告を受け入れないと表明した。同市はロシアの砲撃によって破壊され、数十万人の市民が苦しんでいる。
マリウポリはロシアによるウクライナ攻撃の中心地となっているが、3月21日にはウクライナ第2の都市ハリコフへの攻撃も激化していると報告されている。
この紛争により、ウクライナの人口4,400万人のほぼ4分の1が住む場所から追われた。
ロシア軍はマリウポリの住民に対し、モスクワ時間21日午前5時までに降伏するよう命じ、応じた者は脱出できるが、残った者は親ロシア分離主義武装勢力による法廷に引き渡されると述べた。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領の政府は、最後通告には決して屈せず、首都キエフ、マリウポリ、ハリコフなどの都市は常に占領に対抗すると表明した。
ウクライナのイリナ・ベレシュチュク副首相はマリウポリでは「いかなる降伏もあり得ない」と述べた。