洪水と土砂崩れで440人以上が死亡し、さらに数十人が行方不明になっている南アフリカ東部のクワズールー・ナタール州では、数千人の南ア軍兵士が救援活動を支援する予定だ。
豪雨が始まって1週間、南アフリカ国防軍は4月18日、清掃作業や救援物資の輸送などの任務に1万人の兵士を投入するよう指示されたと発表した。
南アフリカ国防軍は、医療支援や救助・調査用ヘリコプターも提供する。
洪水により数千人が家を失い、停電や断水が起きている。アフリカで最も通行量の多い港の一つ、ダーバン港の物流も停滞している。
シリル・ラマポーザ大統領はテレビ演説で、洪水と他のいくつかの州での異常気象のため、内閣が国家災害宣言を発出したと述べた。これにより危機対応をより効果的に行なうことができるようになる。
洪水による最新の死者数は443人で、48人がまだ行方不明だとラマポーザ大統領は述べた。