アメリカのここ10年で最も多くの犠牲者を出した学校での銃乱射事件の後、ジョー・バイデン米大統領は5月29日、テキサス州南部の町ユバルディで遺族たちを慰めようとした。連邦政府当局は、襲撃への地元警察の対応の遅れを見直すと発表している。
警官が学校の廊下で待機し、教室にいた子どもたちがパニック状態で911(緊急通報用電話番号)に電話して助けを求めるなか、銃を持った男を1時間近く教室内にとどまらせたユバルディの警察当局の判断に怒りが高まっている。
大統領とジル・バイデン大統領夫人は、生徒19人と教師2人が殺害されたロブ小学校の慰霊碑を訪れ、涙をぬぐった。
聖心カトリック教会での(追悼)礼拝に出席したバイデン氏の退出時に、集まった人々が「何とかして」と繰り返し訴えた。
彼は「そうする」と応じた。
警察によると、サルバドール・ラモス容疑者(18)は5月24日、AR-15半自動小銃を持って学校に入った。それより前に祖母を撃ったが、彼女は生き残った。