ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は7月4日、ウクライナ東部ルハンスク州での勝利を宣言した。ウクライナ軍が同州での最後の抵抗拠点から撤退した1日後のことだ。
セルゲイ・ショイグ露国防相は7月4日のテレビ会議で、ロシア軍がルハンスクを制圧したとプーチン大統領に報告した。ルハンスクは隣接するドネツク州とともにウクライナの産業中心地ドンバス地方を構成する。
ショイグ氏はプーチン大統領に対し、ルハンスク州にあるウクライナ軍の最後の拠点リシチャンスク市をロシア軍が制圧し、7月3日に「作戦」は完了したと述べた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は毎晩配信しているビデオ演説で、戦闘が続く中でも国を再建するため、直ちに経済援助を行なってほしいと呼び掛けた。
「ウクライナの復旧は、われわれの勝利の後のみではなく、今すぐにも必要なことだ。そしてわれわれはパートナーの国々、民主主義世界全体とともにこれを行なわなければならない」と述べた。