アメリカのジョー・バイデン大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子は両国の問題を抱えた関係の修復に向けて一歩踏み出したが、バイデン大統領は7月16日、あまり大きな成果を持たずにこの王国(サウジアラビアのこと)を後にした。
バイデン大統領のイスラエルとサウジアラビアへの4日間の訪問は、大統領として初めての中東訪問となり、この湾岸のアラブの石油大産出国(サウジアラビアのこと)との関係を元に戻し、また、この地域におけるアメリカのコミットメントを示して、イラン、ロシア、中国の高まる影響力に対抗することを目的としていた。皇太子との会合中に、バイデン大統領は人権という繊細な問題を提起し、相手国から反撃の非難を招いた。